【海外の反応・レビュー・豆知識】『バッド・バッチ』シーズン3 第10話「迷い」【ネタバレ】

2024/04/06

バッド・バッチ レビュー

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海外の反応

「<ボバ・フェットは帝国のために働いた 冷血な殺し屋だ>――皇帝に仕えたNo.1の子供誘拐犯キャド・ベインの言葉」

「キャド・ベインは原点に戻って、フォースに敏感な子供を誘拐する。時代が変わろうと、変わらないままのものもある」

「スコーチが本当に嫌いになってきたよ。あいつは自分の兄弟や子供たちを投獄し、拷問するのを手伝った」

「ヘムロックのパッドには、フェーズ1のダーク・トルーパーが!どうやら、CXの暗殺者がフェーズ0の役割を果たすという説は正しかったようだ」

「字幕が"[検体]こんにちは!"」ってなっていてゾッとする。まだ子どもなのに」

「独房でエメリーとナラ・セの会話を盗み聞きした看守:(もうすぐ昇給するんだから、首を突っ込まないでおこう)」

あらすじ


オメガの姉妹であるエメリー・カーは、ロイス・ヘムロック博士に対して自ら志願し、ナラ・セの後任として「ネクロマンサー計画」の主任になった。エメリーは「保管庫」に通され、「検体」である子どもたちと対面する。ヘムロックは計画成功のためにミディ=クロリアン値の高い人物を求めていたが、ジェダイの崩壊により子どもしか該当する者が居なかった。エメリーは子供との交流を禁止されていたが、その純粋な言葉に思わず言葉を返し、帰りたいと語る少女の悲しげな表情、脱走を試みる少年の行動を見て迷いが生じ始める。ナラ・セは独房の中でエメリーに子供たちを助けるように求めるが、彼女は力がないと拒否する。

一方、ヘムロックはグランドモフ・ターキンからプレッシャーをかけられていた。成果をあげなげれば、自分の地位すら危うい。彼は、クローン・アサシンのCX-2を計画成功のカギであるオメガ確保へと向かわせる。

コルサントの上空でエメリーは、賞金稼ぎのキャド・ベイントド360が攫ってきたフォース感応者の子どもを受け取る。母親から引き離された赤子は悲痛な面持ちであった。そして、タンティス山に帰ってきたエメリーは今まで仲良く会話をしていた少女から拒絶される。エメリーの知らないところで、脱走した少年が懲罰を与えられ、すぐに再会できるという少女との約束を破ってしまったせいだ。しかし、力のないエメリーにこの状況を変えることは出来ない。せめてもの慰めとして、エメリーはオメガが作り大事そうに抱きしめていた人形を少女へと与えた・・・

レビュー

暗い一話であり、帝国の残忍性が改めて示される回だった。帝国は賞金稼ぎを使って子どもたちを攫い、自らの計画に利用しようとしている。そこで白羽の矢が立つのがキャド・ベインであるというのは自然な流れであろう。彼は、『クローン・ウォーズ』でもパルパティーンのためにフォース感応者の子どもを攫おうとしていた。


捕らえられた子供たちを見て、エメリーの心は揺れる。子どもたちは徹底的に番号で管理され、非人道的な扱いを受けていた。これはナチスが強制収容所で行った管理方法を思い起こさせるのと同時に、クローン・トルーパーたちの扱いも連想させる。クローンたちも番号で管理されてきた。名前を奪われ番号で管理される「検体」の子供たちと、番号で管理されていたが名前と個性を獲得していったクローン・トルーパーは対応しているであろう。

そういう点からも、クローンの一人であるエメリーが検体の子供たちに同情する描写は頷ける。エメリーは大きな行動を起こせはしていないが、少しずつ確実に変わっている。それはオメガが変えたからだ。オメガに藁人形を返したときからエメリーは少しずつ変わり、今回は自らその藁人形を励ますために少女へと渡した。今後描かれるであろうタンティス山からの脱出でエメリーは大きな役割を果たしそうだ。

この物語はクローン・トルーパーだけでなく、同じく帝国に追われるフォース感応者の子供たちも救わなければ終わることはできない。ただ残り話数が少ないことを考えると、それは続編のアニメで描かれるのかもしれない。『オビ=ワン』や『ジェダイ:サバイバー』、そして『マンダロリアン』のグローグーを絡めて「パス」を描けばかなり面白くなりそうだが・・・?


ナラ・セとエメリーの会話も印象に残った。どうやらエメリーはナラ・セに捨てられたと考えているようだ。ナラ・セは、オメガや検体の子どもを救おうとしており、現在は悪人には思えないが、かつては違った可能性もある。ナラ・セも多くの人と同様に、オメガの影響で変わった人物であるのかもしれない。ナラ・セの今後の描写や、エメリーが「カー」という苗字を持っている点にも注目したい。

今回のヘムロック博士の発言を踏まえると、オメガが特別なのは「その血液を混ぜるとM値の複製が可能になるから」であるようだ。となると、オメガ自身に高いM値があるわけではない、つまりフォース感応力はないということだろうか?ただ、オメガの人間としての特性は上述してきたように「周りを変化させる」ことであるのに、彼女の血液の特性が「M値を同一のものに保つ」という正反対の性質であることにはやや引っかかりを覚える。ヘムロック博士がオメガの力を誤って理解しているか、あえて正反対の性質を持たせているか、いずれにせと何らかの制作陣の意図はあるだろう。

豆知識

エイリアン


フォースを持つ幼い子供とその母親の種族は、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』で初めて登場したハムスターのような種族、タルラファーである(名前は初登場)。また、検体である子どもたちの種族は、サシー・ティンと同じイクトッチィやバリス・オフィーと同じミリアラン。

ぬいぐるみ


攫われた赤子は、タルラファーのぬいぐるみに加え、グランとタルズのぬいぐるみも持っていた。

シド

本編で名前が登場したわけではないが、クローン工作員のCX-2が情報を聞き出したトランドーシャンとは、シーズン2でバッド・バッチを裏切ったシドのことであろう。

        【『バッド・バッチ』シーズン3】
      第1話
        第2話
        第3話
        第4話
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        第15話

筆者:ジェイK(@StarWarsRenmei

画像は、『バッド・バッチ』(2024年、ルーカスフィルム)より。ユーザー評価は、記事執筆時点。出典 出典

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ジェイK
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