2026年9月のスター・ウォーズ|今月のニュースと気になる動き

NEWS

Xで共有 B! はてブ
 
2026年9月は、『マンダロリアン・アンド・グローグー』が劇場からDisney+へと舞台を移し、引き続きスター・ウォーズを牽引した1カ月となった。その一方、2027年の『スター・ウォーズ』公開50周年に向けて、1977年劇場公開版の再上映や日本初の公式常設ストアなど新たな展開も続々と明らかに。ジョージ・ルーカスが長年構想してきたLucas Museum of Narrative Artもついに開館を迎えた。

9月にあったスター・ウォーズの主なニュースと動きを振り返っていこう。

今月の主なニュース

『マンダロリアン・アンド・グローグー』がDisney+で配信開始

9月2日、『マンダロリアン・アンド・グローグー』がDisney+で見放題配信を開始。同日にはアニメ『LEGO スター・ウォーズ/マンダロリアン』も配信され、映画の制作陣や出演者が舞台裏を語る公式ポッドキャストも展開された。

配信でも好調で、日本では配信開始から20日連続でDisney+の視聴ランキング1位を記録。米国では最初の5日間で7億2700万分が視聴され、Nielsenの映画ランキングで2位、翌週も3位を維持した。

スター・ウォーズ レンメイでは、配信版をより楽しむための関連作品やポイントをまとめた配信ガイドと、日本語版を英語原文と比較した「誤訳・気になる訳40選」も公開している。

1977年劇場公開版『スター・ウォーズ』が50周年で復活

2027年の公開50周年を記念して、1977年に公開されたオリジナル版『スター・ウォーズ』が新たに修復され、2027年2月19日から劇場公開される。

さらに9月には、本作がシリーズ史上初めてIMAXで上映され、米国の一部劇場ではIMAX 70mmフィルムでも上映されることが発表された。5月28日公開の新作映画『スターファイター』もIMAX 70mmで上映予定で、50周年にはスター・ウォーズの原点と最新作がそろって大スクリーンに登場する。

ジョージ・ルーカスの博物館がついに開館

ジョージ・ルーカスと妻メロディ・ホブソンが設立した「Lucas Museum of Narrative Art」が、9月22日にロサンゼルスで一般開館。

スター・ウォーズだけを扱う博物館ではなく、絵画、イラスト、コミック、映画など「物語を伝えるイメージ」を幅広く収蔵する施設で、スター・ウォーズのコンセプトアートや映画制作物も展示される。開館を前に行われたイベントには、マーク・ハミル、ヘイデン・クリステンセン、スティーブン・スピルバーグらルーカスゆかりの人物も集まった。

ジョン・ワッツがエピソード10の監督に就任へ

THRの報道によると、ドラマ『スケルトン・クルー』でも監督を務めたジョン・ワッツがサイモン・キンバーグ脚本の三部作の第一作目の監督に就任。

また、この三部作はシークエル三部作の後を描くエピソード10~12になり、レイも関わるとのこと。企画はまだDisneyの正式承認前だが、『スターファイター』後のSW映画で最も開発が進んでいる。今後のスター・ウォーズの予定

日本初のスター・ウォーズ公式常設ストアが誕生

日本初となるスター・ウォーズのオフィシャル常設ストア「STAR WARS STORE by BENELIC」がオープンすることも発表された。

10月1日に池袋PARCO、11月には大阪のルクア サウスに出店。2027年の50周年を前に、日本でもスター・ウォーズの常設拠点が誕生することになる。

レイロから生まれた『ラブ・ハイポセシス』が映画に

レイとカイロ・レンのカップリング「レイロ」の二次創作を原型とする映画『ラブ・ハイポセシス』が、9月23日よりPrime Videoで配信。

2018年にAO3で公開された約10万語の二次創作『Head Over Feet』を原点に、設定を変更して商業出版され、世界的なベストセラーを経て映画化。一人のスター・ウォーズファンによる二次創作が、8年をかけて世界配信の映画へ到達することになった。

スター・ウォーズ レンメイでは、その背景にあるレイロから映画化までを特集記事で追っている。

スター・ウォーズの実使用プロップが日本に集結

Heritage Auctions Japanでは、スター・ウォーズで実際に撮影に使用されたプロップを集めた展示が開催された。

ダース・ヴェイダーのライトセーバーをはじめ、『シスの復讐』のトレーニング用ライトセーバーやシークエル三部作で使用されたプロップなど、映画制作の現場を伝える貴重な品々が日本で公開された。

スター・ウォーズ レンメイでは会場を現地取材し、展示されたプロップから映画がどのように作られていたのかを追った。現地取材記事はこちら

今月の気になる動き

『キングダム ハーツIV』では、Steamの実績から「Galaxy Far, Far Away」「May the Light Be with You」といった名称が発見され、長年噂されてきたスター・ウォーズ世界の登場が再び話題に。公式発表には至っていないものの、これまで以上に具体的な手がかりが確認された。[Xで見る]

『マンダロリアン・アンド・グローグー』のDisney+配信に合わせて公開された公式ポッドキャストからは、制作の裏側も次々と明らかになった。シガニー・ウィーバーの存在そのものにウォード大佐の経歴を背負わせたというジョン・ファヴロー監督の狙いや、シーズン1から映画まで劇中で約5年が経過している可能性、グローグーが単独でハット宮殿へ潜入する没案など、作品を見返したくなる情報が相次いでいる。[シガニー・ウィーバー/X][劇中時間/X][没案/X]

劇場公開から数カ月が経っても、マンドーとグローグーの人気は続いている。完売していたTOHOシネマズの劇場限定商品が新宿・なんばで再販されたほか、大阪や横浜で応援上映が企画され、塚口サンサン劇場では10月に3日連続の応援上映も決定。Disney+での好調だけでなく、劇場へ戻るファンの動きも続いている。[劇場商品/X][塚口サンサン劇場/X]

日本ではグローグーを中心に商品展開も活発だった。全国のファミリーマートで販売されたマンダロリアンやグローグーのTyぬいぐるみは大きな反響を呼び、しまむら・アベイルでも衣類や雑貨が続々登場した。[ファミリーマート/X][アベイル/X]

『アソーカ』シーズン2についても新情報が相次いだ。2027年1月20日の配信開始予定とともにアソーカの劇中写真が公開され、フィローニ監督は、物語を「戦争中心の王道スター・ウォーズ」と「これまで見たことのない奇妙なもの」の2方向に分けると説明。実写作品として初めて惑星ダソミアが登場し、モーティスの神々やフォースの神秘も重要な要素になるという。[劇中写真/X][シーズン2の方向性/X][ダソミア/X]

また、国内のスター・ウォーズファンについて興味深い数字も出た。GEM Partnersの調査では、スター・ウォーズを特に応援する「推しファン」は日本国内に約19万人。2026年上半期のエンタメブランドでは59位ながら、海外映画シリーズでは『ハリー・ポッター』を上回る1位となった。ファンの男女比は約7対3、平均年齢は約47歳とされており、『マンダロリアン』など近年の作品によって今後この構成がどう変わっていくかも気になるところだ。[Xで見る]

今月のスター・ウォーズ レンメイ

スター・ウォーズ レンメイでは、9月からファン文化を記録する記事をさらに強化した。配信後の『マンダロリアン・アンド・グローグー』を追う一方、カスタムライトセーバーやレイロを通して、ファンがスター・ウォーズを受け取り、作り変えてきた文化も掘り下げている。
Disney+配信に合わせ、関連作品や新たに楽しめるポイントをまとめた配信ガイド。
日本語字幕・吹替と英語原文を比較し、設定や人物関係、言葉遊びまで検証した。
レイ×カイロ・レンのファン文化から、二次創作『Head Over Feet』、商業出版、映画化までの8年間を追った。
1977年から現在まで、ファンがライトセーバーを再現し、改良し、その文化が公式制作とも交差してきた半世紀を振り返った。
夜明けのガンマンさん、スター・ウォーズ侍さんへのインタビューから、日本のカスタムセーバー文化の現在地を探った。

1987年の開業から現在まで、スター・ツアーズがスター・ウォーズとディズニーの双方に与えてきた影響と、長年にわたり記録・研究を続けてきたファン文化を追った。

ヴェイダーのライトセーバーをはじめ、実際の撮影で使われたプロップからスター・ウォーズの制作の舞台裏を紹介した。

来月以降も、Wookieepediaなど、その歴史とファン文化を追う特集を公開予定。引き続き最新ニュースだけでなく、その背景にある歴史、制作、ファンの営みまで「調べ、考え、記録する」ことを目指していく。

筆者:ジェイK(@StarWarsRenmei)

記事を探す

筆者

ジェイK
プリクエル三部作~『クローン・ウォーズ』直撃世代。多くの人を動かし、時代とともに形を変え続ける“現代の神話”としてのスター・ウォーズに魅入られ、映画・ドラマから小説、レジェンズ、制作背景、ファン文化まで幅広く追い、記事を執筆しています。Xでは最新情報を日々発信中。