【YES/NOチャートでわかる】あなたはどのスター・ウォーズを観るべきか【初心者・中級者向け】

2024/01/06

論考&解説

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スター・ウォーズは伝説のSF映画であり、40年以上経っても今なお伝説を更新し続ける「現代の神話」だ。だが、その歴史が長い故に初心者はどのスター・ウォーズ作品からシリーズを観始めたら良いのか、中級者は次はどのスター・ウォーズ作品を観れば良いのかわからない。そんな問題を解消すべく「(もっと)スター・ウォーズにハマるためのYES/NOチャート」を制作したので、ぜひ利用してみて欲しい。一ファンとして、ファンの数はぜひ増やしていきたい。


以下、作品詳細の解説

①映画『エピソード4/新たなる希望』


スター・ウォーズで一番最初に公開された映画。19歳の農民が姫を助けるために騎士を目指し、英雄となる冒険譚。映画史に残る王道の名作であり、その後のSF作品のみならずあらゆる文化に大きな影響を与えた。黒澤作品の影響を強く受けており、日本人の三船敏郎をメインキャストに抜擢しようとしたほど。
本作から見始めた人は、EP4→EP5→EP6→EP1→EP2→EP3→EP7→EP8→EP9と「公開順」に観ることを推奨。

②映画『エピソード1/ファントム・メナス』


映画作品で、スター・ウォーズの最も古い時代を描いた作品。原点である『エピソード4/新たなる希望』の32年前を描く前日譚。9歳の少年が主人公で子供向けの側面もあるが、政治劇やこだわり抜かれたレースシーン、派手なチャンバラは大人からも評価されている。
本作から見始めた人は、EP1→EP2→EP3→EP4→EP5→EP6→EP7→EP8→EP9と「時系列順」に観ることを推奨。

③映画『ローグ・ワン』


原点である『エピソード4/新たなる希望』の直前を描く前日譚。希望を胸に、多様な背景を持つ戦士たちが、強大な悪の帝国から設計図を盗み出す。ドキュメンタリー・群像劇的なドラマ部分と後半の艦隊戦や戦闘シーンが高く評価され、近年のスター・ウォーズ映画では最も好評。
本作から見始めた人は、『ローグ・ワン』→EP4→EP5→EP6と観ることを推奨。

④ドラマ『マンダロリアン』


悪の帝国が崩壊したEP6直後の傭兵を主人公とした西部劇。戦士の部族で育ったマンドーが、赤子のエイリアンと出会い、旅をしながら成長していく子連れ狼的な作品。配信戦国時代に、最も勢いのある作品で、旧来のファンからも高く評価されている。
『マンダロリアン』シリーズは、シーズン1→シーズン2→『ボバ・フェット』→シーズン3→『アソーカ』と続いており、フィナーレは新作映画で描かれる予定。

⑤ドラマ『アソーカ』


伝説のジェダイの騎士アナキン・スカイウォーカーの弟子、アソーカ・タノを主人公とするドラマ。時代劇やカンフーへのリスペクトが強く派手なチャンバラが魅力。ファンタジー色、おとぎ話色も強い。
アナキンが登場したり、『マンダロリアン』シリーズの一作だったりと前提知識があればなお良いが、単体でも楽しめる。

⑥ドラマ『キャシアン・アンドー』


悪の帝国に支配された銀河を舞台に、振り回される一人の青年が反乱へと身を投じていくドラマ。おとぎ話色が強いスター・ウォーズには珍しく、硬派な群像劇で「大人向け」。管理社会や植民地支配、民主化運動などをテーマにしており、社会科学に関心があるSF好きにオススメ。
(本作を観た後でも構わないが)本作は映画『ローグ・ワン』の前日譚なので、そちらも要チェック。

⑦アニメ『クローン・ウォーズ』


ルーカスの愛弟子で後継者のデイヴ・フィローニが監督したアニメ・シリーズ。映画からシーズン7まで100話を超える長編だが、後のドラマ『マンダロリアン』やドラマ『アソーカ』と密接に繋がっており、現行のスター・ウォーズを存分に楽しむためには必見。
長すぎて躊躇する人には最初の一歩として、本作の外伝にあたる『テイルズ・オブ・ジェダイ』もおすすめ。
他にも続編として、『反乱者たち』、『バッド・バッチ』がある。

⑧アニメ『ビジョンズ』


世界各国のアニメ・スタジオが制作した短編アニメ集。いわゆる二次創作の一つではあるが、才気あふれるアニメーターたちが愛をもってスター・ウォーズに新たな風をもたらしている。ボリューム1は、日本の有名スタジオ、有名監督が多数参加。
大方正史の作品を見終えて、スター・ウォーズの新たな可能性を目撃したい人におすすめ。

終わりに

スター・ウォーズの何を観るべきかは定期的に議論になっているが、どの作品にもそれぞれ違った魅力があるのがスター・ウォーズだ。ディズニープラスという配信サービスで手軽に見られるようになった今だからこそ、多様な入り口が存在してもいいだろう。
筆者はスター・ウォーズの布教に積極的なので、疑問点や質問があればお気軽にX/旧Twitter @StarWarsRenmei までご連絡をどうぞ!

画像は、スター・ウォーズ(1977年-2024年、ルーカスフィルム)より。

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ジェイK
スター・ウォーズが大好きで、布教に励むファンです。普段は、主にX(旧Twitter)に生息。レジェンズ作品から最新ドラマまで、スター・ウォーズなら何でも好みます。全ての作品に基本は肯定的!

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