【コミック】幻のスター・ウォーズ エピソード9 『Duel of the Fates(運命の闘い)』 第6話【解説・コンセプトアート】

2023/06/17

映画

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本来エピソード9を制作するはずだったコリン・トレヴォロウ監督とデレク・コノリーは、自分たちのエピソード9、『Duel of the Fates(運命の闘い)』の構想を温めていた。上層部の判断で二人は解雇されたが、後に脚本とコンセプトアートが流出し、正当なエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』と大きく異なるその内容を多くのファンが称賛した。スター・ウォーズのファンであるワインガーナー氏は、内容を再構成することで、『Duel of the Fates』の素晴らしいファン・コミックを制作した。

作者の氏の承諾の上、そのコミックを翻訳・投稿。全7話の第6話。不明点や感想などは、訳者ジェイKのTwitter(@StarWarsRenmei)まで


作者:アンドリュー・ワインガーナー氏


本編


























解説

ストームトルーパーの反乱のシンボルとして、赤い三本の血が使われているが、これはコミック作者のオリジナルの演出だ。『フォースの覚醒』冒頭のフィンのヘルメットについた血を模しており、味わい深い。

ストームトルーパーの代替として登場したブルートトルーパーがマンダロリアンであることが明かされている。今となっては、ドラマ『マンダロリアン』のおかげで、好感度も高いマンダロリアンだが、元々は金で動く傭兵というイメージも強かった。

カイロ・レンは、レイの親を殺したという罪を背負っている。到底レイは許せるはずもなく二人の溝は広がる。そして、レイは倒されるが、その前に立ちふさがるのはルークであった。この二人の再会は、『最後のジェダイ』で予告されていたようなものであり、EP9に出してほしい要素であった。

また、個人的にはR2-D2を気にかけるチューバッカがお気に入りだ。チューイは『帝国の逆襲』でも3POを背負っており、彼の情の厚さをうかがい知ることが出来る。

コンセプトアート

コルサントの蜂起

コルサントでTIEファイターに追われるファルコン

コルサントの蜂起に参戦したレジスタンスのAT-ST

破壊されたR2-D2とC-3PO

コルサントの蜂起で乱戦を駆け抜けるBB-8

カイロ・レンのライトセーバーを受け止めるルークの霊体


対訳

オレンジ色の部分は、公式準拠の訳語。その他は、訳者による非公式の訳語。
  • Rafe:レイフ
  • Sentinel ship:センチネル・シップ
  • TIE Marauder:TIEマローダー
  • Forve System:フォーヴ星系

クレジット

  • Written by Colin Trevorrow and Derek Connolly
  • Original characters created by George Lucas
  • Artwork, Letters, Colors by Andrew Winegarner, Ph.D.
  • Translation to Japanese by ジェイK

翻訳・再掲載を快く許可してくださった作者のワインガーナー氏に改めて感謝いたします。

免責事項:この作品はファンメイドであり、スター・ウォーズのクリエイターや著作権者の権利を侵害する意図はありません。スター・ウォーズや各キャラクターの権利は、正当な所有者にあります。作者および訳者は、無償のファン活動として、このウェブ・コミックを制作しています。


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ジェイK
スター・ウォーズが大好きで、布教に励むファンです。普段は、主にX(旧Twitter)に生息。レジェンズ作品から最新ドラマまで、スター・ウォーズなら何でも好みます。全ての作品に基本は肯定的!

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