本来エピソード9を制作するはずだったコリン・トレヴォロウ監督とデレク・コノリーは、自分たちのエピソード9、『Duel of the Fates(運命の闘い)』の構想を温めていた。上層部の判断で二人は解雇されたが、後に脚本とコンセプトアートが流出し、正当なエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』と大きく異なるその内容を多くのファンが称賛した。スター・ウォーズのファンであるワインガーナー氏は、内容を再構成することで、『Duel of the Fates』の素晴らしいファン・コミックを制作した。
本編
解説
ストームトルーパーの反乱のシンボルとして、赤い三本の血が使われているが、これはコミック作者のオリジナルの演出だ。『フォースの覚醒』冒頭のフィンのヘルメットについた血を模しており、味わい深い。
ストームトルーパーの代替として登場したブルートトルーパーがマンダロリアンであることが明かされている。今となっては、ドラマ『マンダロリアン』のおかげで、好感度も高いマンダロリアンだが、元々は金で動く傭兵というイメージも強かった。
カイロ・レンは、レイの親を殺したという罪を背負っている。到底レイは許せるはずもなく二人の溝は広がる。そして、レイは倒されるが、その前に立ちふさがるのはルークであった。この二人の再会は、『最後のジェダイ』で予告されていたようなものであり、EP9に出してほしい要素であった。
また、個人的にはR2-D2を気にかけるチューバッカがお気に入りだ。チューイは『帝国の逆襲』でも3POを背負っており、彼の情の厚さをうかがい知ることが出来る。
コンセプトアート
コルサントの蜂起 |
コルサントでTIEファイターに追われるファルコン |
破壊されたR2-D2とC-3PO |
カイロ・レンのライトセーバーを受け止めるルークの霊体 |
対訳
オレンジ色の部分は、公式準拠の訳語。その他は、訳者による非公式の訳語。
- Rafe:レイフ
- Sentinel ship:センチネル・シップ
- TIE Marauder:TIEマローダー
- Forve System:フォーヴ星系
クレジット
- Written by Colin Trevorrow and Derek Connolly
- Original characters created by George Lucas
- Artwork, Letters, Colors by Andrew Winegarner, Ph.D.
- Translation to Japanese by ジェイK
翻訳・再掲載を快く許可してくださった作者のワインガーナー氏に改めて感謝いたします。
免責事項:この作品はファンメイドであり、スター・ウォーズのクリエイターや著作権者の権利を侵害する意図はありません。スター・ウォーズや各キャラクターの権利は、正当な所有者にあります。作者および訳者は、無償のファン活動として、このウェブ・コミックを制作しています。