【コミック】幻のスター・ウォーズ エピソード9 『Duel of the Fates(運命の闘い)』 第5話【解説・コンセプトアート】

2023/06/10

映画

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本来エピソード9を制作するはずだったコリン・トレヴォロウ監督とデレク・コノリーは、自分たちのエピソード9、『Duel of the Fates(運命の闘い)』の構想を温めていた。上層部の判断で二人は解雇されたが、後に脚本とコンセプトアートが流出し、正当なエピソード9『スカイウォーカーの夜明け』と大きく異なるその内容を多くのファンが称賛した。スター・ウォーズのファンであるワインガーナー氏は、内容を再構成することで、『Duel of the Fates』の素晴らしいファン・コミックを制作した。

作者の氏の承諾の上、そのコミックを翻訳・投稿。全7話の第5話。不明点や感想などは、訳者ジェイKのTwitter(@StarWarsRenmei)まで

第五話

作者:アンドリュー・ワインガーナー氏


本編

























解説

本作において、ジェダイのレイは「新たな境地」に足を踏み入れようとしている。彼女はジェダイにとってご法度とされてきた恋愛感情を抱き、ポーにキスをする。霊体のルークは、そんなレイが「感じ過ぎだ」と懸念する。だが、レイアは「私もいろいろ感じ、すべてを失ったけど、人を愛している」とレイをかばう。彼女は、ジェダイの掟とは違う道を歩みつつも、確かに正しい道を歩んできた。このやり取りは、ルーカスの考えていたシークエル三部作案でレイアこそが「選ばれし者」であったことを思い起こさせる。

またレイアは、ランド・カルリジアンへと助けを求める。『スカイウォーカーの夜明け』とは異なり、本作のランドはビジネスマンとして成功を収めている。だが、彼はファースト・オーダーを恐れており、即断はしない。

フィンは革命軍の指導者として才能を開花させる。ストームトルーパーから裏切り者、そして指導者へ。今までの彼の道を踏まえると感慨深い。彼は『EP5/帝国の逆襲』を踏まえて、今度は自分たちが「逆襲」する番だと宣言する。フィンの一連の描写は、本作において最も支持されている要素の一つだ。

コンセプトアート

コルサントを歩くR2-D2とC-3PO

フィンとコルサントの暴動

モーティスを探索するレイ

AT-MTとコルサントの暴動

対訳

オレンジ色の部分は、公式準拠の訳語。その他は、訳者による非公式の訳語。
  • Conditioning camp:調整キャンプ
  • Life Day:生命の日
  • Ollaforn:惑星オラフォーン
  • Void:ボイド
  • Brutetrooper:ブルートトルーパー
  • Gryock:グライオック
  • Shock detonator:衝撃爆弾
  • TIE Chopper:タイ・チョッパー

クレジット

  • Written by Colin Trevorrow and Derek Connolly
  • Original characters created by George Lucas
  • Artwork, Letters, Colors by Andrew Winegarner, Ph.D.
  • Translation to Japanese by ジェイK

翻訳・再掲載を快く許可してくださった作者のワインガーナー氏に改めて感謝いたします。

免責事項:この作品はファンメイドであり、スター・ウォーズのクリエイターや著作権者の権利を侵害する意図はありません。スター・ウォーズや各キャラクターの権利は、正当な所有者にあります。作者および訳者は、無償のファン活動として、このウェブ・コミックを制作しています。

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ジェイK
スター・ウォーズが大好きで、布教に励むファンです。普段は、主にX(旧Twitter)に生息。レジェンズ作品から最新ドラマまで、スター・ウォーズなら何でも好みます。全ての作品に基本は肯定的!

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